研究課題/領域番号 |
17K10071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所) |
研究代表者 |
木下 さおり 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), 骨発育疾患研究部門(旧環境影響部門), 研究技術員Ⅱ (40746418)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 生物時計 / Bmal1 / FGF23 / リン / ビタミンD / 骨細胞 / BMAL1 / VDR / 時計遺伝子 / リン代謝 / 時間栄養学 |
研究成果の概要 |
骨細胞における生物時計の役割を検討した。骨細胞はリン代謝制御において中心的な役割を果たす細胞であり、リン代謝を中心に検討を行った。骨細胞特異的にBmal1を欠損するマウスでは、体重・体長に特に変化を認めなかったが、尿中リン排泄は低下し、時間依存性に血中リン濃度が増加していた。また、時間依存性にFGF23の血中濃度 が骨細胞特異的Bmal1欠損マウスで低下していた。これらの結果は、骨細胞における生物時計は、リン代謝を制御していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、生物時計の破綻が健康に悪影響を及ぼすことが明らかとなってきている。肥満、がんなどとの関連は明らかになってきているが、最近では骨粗鬆症と体内リズム破綻の関連も明らかになってきている。本研究は、骨代謝の重要な一部であるリン代謝に注目し、 生物時計とリン代謝の関連を証明した研究である。本研究成果は、生物時計の破綻による骨ミネラル代謝異常の機序解明に寄与する研究と考えられる。
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