研究課題/領域番号 |
17K10082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
服部 文子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80444975)
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研究分担者 |
早野 順一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 名誉教授 (90173054)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 筋疾患 / 心電図 / 自律神経 / 神経筋疾患 / 心拍変動 / 予後予測 / 神経金疾患 / 筋ジストロフィー |
研究実績の概要 |
24時間ホルター心電図を用いて、小児神経筋疾患患者における心拍変動の特性を見出し、心臓合併症の治療評価指標を見出すことが本研究の目的である。平成25 ~28年度の検討(文部省科学研究費情勢事業 若手研究(B)課題番号25860877)では、デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の死亡例15人77データについて解析 した。その結果、生命予後予測に心拍変動が進行性に低下している傾向を認めた。 平成29年度は112例530データを解析した。また、死亡 例は計20例82データに増加した。前研究同様に死亡例で、心室性期外収縮、心拍変動の各パラメーター(SDNN、pNN50、r-MSSD、HRVTI、Deceleration capacity of heart rate、心拍変動スペクトル分析)を解析し、生命予後を予測できるか検討した。心拍変動の各パラメーターはすべて、死亡日に近くなると有意に低下する傾向を認めた。特に、HRTVI、SDNN、rMSSD、pN50、DCは相関が高かった。一方で 心室性期外収縮では有意な傾向を認めなかった。多因子解析を要するため、令和3年度と4年度は、臨床情報と心電図解析のデータと各個体内で連結すべく、ホルター心電図を行っていた113症例の臨床情報(心機能、内服薬、身長、体重)を収集した。令和5年度は初回にホルター心電図検査したときの臨床情報と心拍変動のデータの欠損値を確認し111例の多因子分析を行っている。 研究全体は、COVID-19パンデミックを含む諸事情により当初の予定より大幅に遅れた。成果としては、113症例のホルター心電図データ603から心拍変動を解析した。初回24時間ホルター心電図の心拍変動パラメーターが生命予後を予測できるかを最終的に多因子分析して、論文発表する予定である。
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