研究課題/領域番号 |
17K10090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
水間 広 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (00382200)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 母体免疫活性化 / イメージング / 脳神経発達障害 / 自閉症 / 統合失調症 / マウス / 病態モデル / PET / 脳・神経 / 免疫応答 |
研究成果の概要 |
本研究では、自閉性スペクトラム障害や統合失調症の病因研究の一環として、マウス妊娠期に疑似ウイルス感染(母体免疫活性化、MIA)により出生したモデル動物を対象に、社会性行動異常と脳機能ネットワークの関連性を調べるため、小動物専用のMRI装置とPET装置を用い、同一個体を覚醒下にて撮影した。社会性行動異常を呈した発達障害モデルマウスは大脳皮質での機能的連絡性の亢進が認められ、自閉性スペクトラム患者のfMRI研究と同様の結果が得られた。また、PETではモデルマウスでは視床・中脳領域での神経活動低下と大脳皮質領域での神経活動増加が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、MIAにより誘発された社会性行動障害をもつ動物が生後での脳幹部における神経活動の低下および大脳皮質領域での機能的ネットワーク異常を持つことが明らかとなった。今後もより詳細な神経病理メカニズムを明らかにするための動物基礎研究を進め、自閉性スペクトラム障害や統合失調症の新たな病態予測や早期の診断・治療法の開発に寄与することを考えている。
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