研究課題/領域番号 |
17K10094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
金崎 里香 弘前大学, 医学研究科, 助教 (60722882)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 転写因子 / 白血病 |
研究成果の概要 |
ダウン症新生児の約10%は、未熟な巨核球が一過性に異常増殖する血液疾患(TAM)を発症する。TAMは早期死亡率と急性巨核芽球性白血病(ML-DS)への進行リスクが高率である。本研究の目的は、TAMの発症と芽球の増殖メカニズムを明らかにすることである。 TAMとML-DSのほぼ全例に、巨核球分化に必須の転写因子GATA1の、N末端を欠くタンパク(GATA1s)の発現を招く遺伝子変異が検出される。本研究では、TAMの細胞増殖を促進する、受容体型チロシンキナーゼKIT遺伝子の発現制御機構の研究を行い、GATA1sによるゲノムの高次構造変化がKIT遺伝子の発現増加をもたらすことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TAMにおけるKIT遺伝子の過剰発現が、なぜ、どのようにして引き起こされているのか発現制御メカニズムを解明することは、TAMの発症機構を解明する上で重要であり、KITを標的とした治療法を実用化する際に必要な知見である。また、本来転写活性化因子であるGATA1がKITの転写を抑制し、逆に転写活性化領域であるN末端を欠くGATA1sがGATA1にとって代わることでKITの発現が増加する、という興味深い現象に対してKIT遺伝子の発現制御モデルを示すことができ、基礎的な分子生物学の分野にも貢献しうる研究成果が得られたものと考える。
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