研究課題
基盤研究(C)
頭頚部に陽子線治療を受けた小児60例の有害事象および生活の質(quality of life)を解析し、従来のX線治療と比較して有害事象の低減およびQOLの向上に資することを報告した。高強度の化学療法を受けながら、陽子線治療のために施設間を移動したユーイング肉腫15例、神経芽腫18例、横紋筋肉腫4例の短期の有害事象について解析し、有害事象の増加なく施設間を移動しながら陽子線治療を受けることが可能であったことを学会報告および論文にて報告した。
小児がんの治療を実施できる、数少ない国内の陽子線治療施設として小児がんに対する集学的治療における陽子線治療の急性期有害事象の集積および解析を実施・報告することにより、今後さらに需要が高まると考えられる小児がんに対する粒子線治療の社会的意義および有効性、安全性についての情報が提供できた。さらに、現在進められているprecision medicineの実効性を考慮するにあたり、粒子線治療の個別的な安全性についてのデータを集積・解析した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (4件)
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