研究課題/領域番号 |
17K10103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
中野 茂 信州大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (30791313)
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研究分担者 |
中沢 洋三 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (60397312)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | キメラ抗原受容体T細胞 / GM-CSF / リガンド / 骨髄性白血病 / CAR-T / キメラ抗原受容体 / 若年性骨髄単球性白血病 / 急性骨髄性白血病 |
研究成果の概要 |
GM-CSF受容体特異的キメラ抗原受容体T細胞の臨床応用に向けた種々の基礎的な橋渡し研究を本助成期間で実施した。初年度には、既に確立されていた初代GMR CAR-Tを改変し、腫瘍殺傷時に自己分泌するGM-CSFを低下させるshRNA搭載型のCAR-T細胞を樹立し、その抗腫瘍細胞活性が初代よりも優れていることを証明した。2年目には、GMR CAR-Tの受容体選択性を我々が樹立した受容体安定発現細胞を用いて評価した。最終年度には、臨床応用に向け、組織交差性試験に用いてるCAR-Tの細胞外ドメインタンパクを調製し試験を開始した。以上の結果をもとに、我々は医師主導治験の準備を開始している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
JMMLに対するCAR-T細胞療法はこれまで国内外で報告されていない。GMRを標的としたCAR-T細胞の前例もなく、JMMLおよびAMLに対する安全で有効性の高い新たな治療選択肢を提供できる。GMR CAR-T細胞の臨床開発の実現は、AML治療において大きな臨床的意義をもたらすと期待される。トランスポゾン遺伝子改変技術を用いたCAR-T細胞療法の開発は、研究分担者のグループで臨床応用に向けた準備が進められており、本邦における速やかな臨床試験への移行が期待できる。
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