研究課題/領域番号 |
17K10122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
家原 知子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20285266)
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研究分担者 |
柳生 茂希 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10572547)
細井 創 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20238744)
菊地 顕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (40453104)
宮地 充 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40584983)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小児がん / HDAC阻害剤 / アポトーシス / 神経芽腫 / 横紋筋肉腫 / 小児腫瘍 |
研究成果の概要 |
【緒言】新規 HDAC 阻害剤 YM753 が、横紋筋肉腫、神経芽腫の培養細胞および動物実験モデルで抗腫瘍効果を検討した。【方法】複数の紋筋肉腫、神経芽腫株を使用した。抗腫瘍効果、機序を検討した。異種移植マウスモデルを作成し、腫瘍サイズと転移の有無を検討した。【結果】本薬剤は細胞死を誘導した。G2/M相停止を示し、apoptosis誘導が確認された。マウスモデルで、腫瘍増殖を抑制した。神経芽腫では、分化も誘導した。 【考察】培養実験、動物実験の結果から、横紋筋肉腫、神経芽腫の新規治療薬として有効であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規 HDAC 阻害剤 YM753 が、横紋筋肉腫、神経芽腫に対して、培養細胞および動物実験モデルで抗腫瘍効果を検討した。細胞株およびマウスモデルにおいては、腫瘍増殖を抑制した。神経芽腫では、分化も誘導した。これらの細胞培養実験、動物実験の結果から、横紋筋肉腫、神経芽腫の新規治療薬として有効であると考えられた。現在phase 1試験が米国で実施されていることから、小児がん領域での本薬剤の臨床応用が期待される。
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