研究課題/領域番号 |
17K10135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 金沢大学 (2018-2019) 独立行政法人国立病院機構(金沢医療センター臨床研究部) (2017) |
研究代表者 |
前馬 秀昭 金沢大学, 附属病院, 特任助教 (10419335)
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研究分担者 |
西村 良成 金沢大学, 附属病院, 講師 (50324116)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | GVHD / psoralen / UVA / 制御性樹状細胞 |
研究成果の概要 |
PUVA処理(Psoralen+UVA照射2J)した樹状細胞(PUVA-DC)がin vitroにおいて、制御性樹状細胞の性質を獲得したことを報告してきた.その細胞をマウスGVHDモデルにて検討を行ったが、GVHD抑制作用が得られなかったため、PUVA-DCの作製条件の検討を行った。UVA照射の設定(0-2 J)を探索したが、0.2-1Jでは免疫寛容を有していなかった。次にカスパーゼ阻害剤による処理を追加したが、PUVA-DCの24時間後の生存率は改善せず免疫寛容誘導能も有していなかった.PUVA-DCを、細胞治療に用いるためには、さらなる培養条件の検討が必要である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血幹細胞移植の合併症であるGVHDはHLA適合や免疫抑制剤の開発がなされてきた現在においてもII度以上のGVHDは非血縁者間で40%以上発症し、原疾患の治癒が得られても死亡する症例が存在する。 我々は、マウス骨髄細胞からpsolarenと紫外線(UVA)を用いて、制御性樹状細胞(PUVA-DC)を開発し、その細胞はマウスモデルでMHC非依存性にTリンパ球に対し抑制性の作用を示した。この技術を人に応用し、HLAの壁を乗り越える安全な骨髄移植開発のため、PUVA-DCの至適作製条件の検討を行った.
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