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尿中ボウマン嚢上皮細胞mRNAによる糸球体腎炎の非侵襲的バイオマーカーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K10147
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関宮崎大学

研究代表者

此元 隆雄  宮崎大学, 医学部, 准教授 (80315366)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード尿中バイオマーカー / 尿中RNA / ボウマン嚢上皮細胞 / 尿RNA / 尿中mRNA / 糸球体腎炎 / バイオマーカー
研究成果の概要

非侵襲的に増殖性糸球体腎炎の組織学的重症度を簡便に評価できるバイオマーカーの確立は重要である。ラット半月体形成性腎炎を用いてボウマン嚢上皮細胞の活性化マーカーであるCD44について解析したところ、尿中CD44 mRNAの発現は蛋白尿の増加とともに亢進し、半月体が形成される時期に発現のピークが認められた。尿中CD44 mRNAは非侵襲的に糸球体腎炎の組織障害度を反映する尿中バイオマーカーとしての可能性が考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糸球体腎炎の予後や治療は、腎生検による腎組織の重症度によって決定されることが多い。腎生検は入院を要する侵襲度の高い検査であり安易に行うことは難しい。ボウマン嚢上皮細胞の活性化マーカーであるCD44について、尿中CD44 mRNAの発現を解析したところ、蛋白尿や組織重症度との相関が認められた。尿中CD44 mRNAは尿検体から測定することが可能であるため非侵襲的で、いつでも簡便に複数回測定することが可能である。治療の経過中に測定すれば、病勢の評価、治療方針の決定などに役立てることが可能となり、患者の病状に合わせた治療を計画することができる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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