研究課題/領域番号 |
17K10155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
新村 文男 東海大学, 医学部, 准教授 (30282750)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腎障害 / 抗酸化防御機構 / 酸化ストレス / Keap1 / Nrf2 / シクロスポリン / 尿管結紮モデル / コンディショナルターゲティング / 近位尿細管 / 急性腎障害 / Cre-loxPシステム |
研究成果の概要 |
Cre loxPシステムを利用して腎臓の近位尿細管特異的にKeap1遺伝子を不活化し、抗酸化防御機構の要として働いているNrf2が腎尿細管特異的に活性化した遺伝子改変マウスを作製した。それ用いてシクロスポリンによる腎障害と尿管結紮による腎障害の軽減効果があるかどうかを検討した。今回の検討では、シクロスポリン投与による腎障害の軽減を証明するには至らなかったが、尿管結紮モデルによる腎障害の軽減効果を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗酸化防御機構の破綻は腎障害の増悪につながるものの、抗酸化防御機構の活性化が腎障害の軽減につながるか否かについては未解決な部分が大きい。本研究では腎障害モデルによっては必ずしも明確な改善を見出せず、抗酸化防御機構活性化は治療戦略としての合理性はあるが、それが組織障害軽減に寄与するメカニズムは必ずしも単純ではないと考えられた。今後、抗酸化防御機構の活性化をより効果的に腎障害の軽減につなげるためには、他に何らかの工夫が必要であることを示唆する結果であった。
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