研究課題/領域番号 |
17K10156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
浦島 崇 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (20338875)
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研究分担者 |
角田 亘 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (00453788)
草刈 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80338889)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 右心不全 / リバースリモデリング / ラット / ミトコンドリア / 高蛋白食 / 右室肥大 / 線維化 / 肺動脈絞扼術 / 小児 / 心不全 |
研究成果の概要 |
姑息的手術として行われる肺動脈絞扼術は右室肥大を呈するがその可逆性に関する検討は過去にほとんどない。可溶性のbandを使用した肺動脈絞扼術モデルラットにより右室心筋のreverse remodelingの検討を行った。右室肥大、右心機能は共に絞扼の解除によって改善を認めた。肥大と異なり線維化は改善を認めず不可逆的な変化と考えられた。右心室のEFと線維化は強い相関関係にあり右心室EFが低下した時点では線維化が著明に進行していると考えられた。ラットでは血中ペリオスチンは心筋線維化との相関性が認められることが報告されており右心機能のバイオマーカーとして有用な可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長期に及ぶ心筋への圧負荷は心筋の線維化を引き起こし、不可逆的な心筋への障害の原因となる。小児先天性心疾患の外科的治療のタイミングを決めるのは困難であることが多い。体格や年齢の発達を待つことよりも心筋が不可逆的な影響を受ける前に治療を行うことが将来の心機能の維持に重要である。また心機能の維持にはミトコンドリアが重要な役割を果たしておりその機能の維持を伸ばすことの出来る治療の立案が必要である。
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