研究課題/領域番号 |
17K10161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
芦田 明 大阪医科大学, 医学部, 教授 (80278514)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 酸化ストレス / ミトコンドリア障害 / ネフローゼ症候群 / ミトコンドリア / ポドサイト / 発現制御 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
小児に好発するネフローゼ症候群の発症要因の一つとされる酸化ストレスについて、ミトコンドリアに対する影響を検討した。ネフローゼモデルラットに対してミトコンドリア特異的抗酸化剤を投与し、尿蛋白および血液、尿、腎糸球体(特にポドサイト)での酸化ストレスの軽減を確認した。また、ポドサイト内のミトコンドリア障害が軽減された。ネフローゼ症候群の発症要因として、酸化ストレスによるミトコンドリア障害が大きく影響していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ネフローゼ症候群の発症要因として、酸化ストレスによるミトコンドリア障害が重要であることが明らかとなり、電子顕微鏡観察下でミトコンドリア障害の半定量的評価法を確立した。これらの結果から、本研究の社会的意義として、ミトコンドリア保護という観点によるネフローゼ症候群の治療法の開発に発展する可能性がある。また、学術的意義としては、電子顕微鏡下で腎組織のミトコンドリア障害を評価することにより、従来困難とされる病勢の判断や治療適応の判断に寄与する可能性がある。
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