研究課題/領域番号 |
17K10165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
小松 誠和 久留米大学, 医学部, 講師 (50343687)
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研究分担者 |
田中 征治 久留米大学, 医学部, 講師 (20389282)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ネフローゼ症候群 / B細胞 / リツキシマブ / B細胞受容体レパトア / T細胞受容体レパトア / BCRレパトア / 免疫フェノタイプ / TCRレパトア / B細胞の再構築 / 単核球細胞 / 免疫学 / 臨床 |
研究成果の概要 |
小児難治性ネフローゼ症候群患者の治療においてリツキシマブを投与すると抗体を産生する役割を担うと言われるB細胞が末梢血からいなくなる。併せてB細胞の分化は一旦リセットされ新たなB細胞が構築されることとなる。本研究においてB細胞が再構築される際に形成される抗体の設計図(BCRレパトア)が偏っていると再発のリスクが高いことが示唆された。また、それに先立ち、再発においてT細胞におけるTCRレパトアの偏りも再発に関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児難治性ネフローゼ症候群、特に微小変化型ネフローゼ症候群においては腎組織への抗体の沈着が認められないことから、B細胞の関与について不明な点が多い。本研究においてBCRレパトア、TCRレパトアの偏りがネフローゼ症候群の再発と関連することが示唆された。 小児難治性ネフローゼ症候群の実臨床における治療において、治療の期間及び寛解の目安としてBCRレパトアやTCRレパトアが利用できると考えられる。
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