研究課題/領域番号 |
17K10169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
埴田 卓志 東北大学, 大学病院, 講師 (30400360)
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研究分担者 |
齋藤 昌利 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451584)
北西 龍太 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (20436116)
松田 直 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50361100)
渡邊 真平 東北大学, 大学病院, 助手 (70509413)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | subplate / 脳回形成 / 胎児 / MRI / subplate neuron / MRI / ヒツジ / 胎仔 / 早産児 |
研究成果の概要 |
サブプレート層は胎児期の大脳皮質と皮質下白質の境界に存在し,皮質形成に重要な役割を果たしているが,この層に含まれる神経細胞群 (サブプレート神経細胞) は炎症や酸化ストレスに対して脆弱であり,胎児期のサブプレート損傷は将来の皮質形成や脳回の発達抑制を引き起こす可能性が高い.本研究ではヒツジ胎仔における脳白質損傷モデルを用いて胎仔脳のサブプレート層が同定できることを確認した.しかしながら,MRI画像のコントラストの問題で定量的評価は行えなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の周産期医学の進歩に伴って,極低出生体重児に認められる脳室内出血や脳白質損傷などの明らかな組織破壊性の中枢神経合併症は減少している.にもかかわらず,脳性麻痺や知的障害の発生率に明らかな改善は認められない.さらに,学童期以降に顕在化する発達障害も大きな問題と認識されるようになった.これらの極低出生体重児に発生する中枢神経合併症の責任病変としてsubplate損傷や皮質形成の変容などが注目されている.本研究の進展により,周産期のストレスがsubplateや皮質形成に与える影響を解析することは,極低出生体重児の中枢神経合併症を予防する治療法開発への礎となる.
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