研究課題/領域番号 |
17K10189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 匡 和歌山県立医科大学, 医学部, 客員研究員 (30726716)
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研究分担者 |
中西 浩一 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50336880)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 嚢胞性腎疾患 / cpkマウス / smadリン酸化 / smad3リン酸化 / 多発性嚢胞腎 / Smad3部位特異的リン酸化 |
研究成果の概要 |
多発性嚢胞腎(PKD)は増殖・分泌・細胞外基質異常が引き起こされ、その結果、嚢胞増大とともに線維化が進行し腎不全にいたる。リン酸化Smad3のひとつであるpSmad3L/Cが嚢胞形成、増大において大きく関与することが示唆された。ウイルス性慢性肝疾患では、疾患増悪因子となるpSmad3Lの上流にある分子を阻害することで、正常なアポトーシスを起こすpSmad3Cの経路が回復することが報告されているが、PKDにおいてもpSmad3L/Cの上流にある分子を阻害することで嚢胞形成の進行を抑制する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性嚢胞腎は根本的な治療薬の開発がいまだ十分とはいえず、徐々に腎機能が低下し腎不全に至ると腎移植や透析治療となることが避けられない。ウイルス性慢性肝障害や大腸癌などSmad3の関与が研究されているのと同様に、多発性嚢胞腎においてもSmad3のリン酸化部位に着目した治療薬の開発に本研究が大きく貢献する可能性が示された。
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