研究課題/領域番号 |
17K10200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 京都女子大学 (2018-2021) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2017) |
研究代表者 |
辻 雅弘 京都女子大学, 家政学部, 教授 (80579467)
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研究分担者 |
小川 優子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 非常勤研究員 (00454497)
大谷 健太郎 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 上級研究員 (50470191)
梅澤 雅和 東京理科大学, 研究推進機構総合研究院, 研究員 (60615277)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 神経発達障害 / 低出生体重児 / 低出生体重 / 発達障害 / 多動 / 神経伝達物質 / 脳イメージング / 胎児発育不全 / 早産児 / 子宮内低灌流 / 脳・神経 / 脳神経疾患 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
本モデルラットは、子宮全体を軽度の持続的低灌流状態にすることによって低出生体重の仔を得る。これまでの研究によって、ヒトの低出生体重児と同様に多動を呈することを見出していたが(Ohshima et al., 2016)、本課題の研究によって自閉症スペクトラム障害と同様な社会性欠如を呈することが明らかになった(論文投稿準備中)。脳の組織評価や髄液・血液でのサイトカイン等の測定において、脳内炎症・全身性炎症を呈する傾向は認めたものの、顕著な炎症は認めなかった(論文投稿準備中)。今後詳細な検討による確認が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先進国の中で日本は最も低出生体重児の割合が多く、低出生体重児は高率に注意欠如多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害を来す。それらの障害の原因は不明で治療法は限定的である。まずは症状を再現したモデル動物を開発し、次にそのモデル動物を用いて原因を解明することが治療法開発への正攻法である。本研究課題では、我々が独自に開発したモデル動物を用いてそれらの障害の原因解明に向けた検討を行った。
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