研究課題/領域番号 |
17K10204
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
神 可代 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (60422060)
|
研究分担者 |
松崎 康司 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (50322946)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | VII型コラーゲン / 毛包 / 表皮水疱症 / 間葉系幹細胞 / コラーゲン / 7型コラーゲン / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
マウスVII 型コラーゲンのコラーゲン領域をノックアウト(KO)した場合、生下時から水疱形成が手足を中心にみられ、多くの場合生後1~2 週間しか生存しない。しかし、非コラーゲン(non-collagen: NC)領域であるC 末端側をKO しても、生下時には水疱はなく順調に成長することを確認した。NC2 領域をKO しても生下時の水疱、びらん形成はなく、皮膚の脆弱性には問題は生じなかったが、成長ともに毛髪が疎にあり、白毛化現象が現れることを申請者らは国内外で初めて確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
VII型コラーゲンと毛包構造維持の関連解明を試みた研究は国内外にない。NC2 領域を持たないVII型コラーゲンが、どのように係留線維(anchoring fibril: AF)を形成し他のタンパクと接着し表皮基底膜を構成するのかを解明することは、表皮接合部の高次構造のさらなる新知見を見出す可能性がある。このことは、VII型コラーゲン遺伝子異常による表皮水疱症患者への新規治療を提供することが可能になる。
|