研究課題/領域番号 |
17K10210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
窪田 泰夫 香川大学, 医学部, 教授 (10126047)
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研究分担者 |
塚本 郁子 香川大学, 医学部, 寄付講座教員 (10183477)
五十嵐 淳介 森ノ宮医療大学, 保健医療学研究科, 教授 (20346638)
中井 浩三 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (40363204)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 皮膚 / 線維化 / CTGF / コアクロル / 強皮症 / TGF / 全身性強皮症 / COA-Cl / TGF-β / 線維芽細胞 / 結合組織成長因子 / 血管新生 / 核酸アナログ / 成長因子 |
研究成果の概要 |
我々はアデノシン類縁体のシクロブチルプリン誘導体であるCOA-ClがTGFベータ刺激により増加した皮膚線維芽細胞のCTGF産生をmRNA発現とタンパク発現のレベルで抑制することを発見した。COA-ClはTGFベータ刺激による皮膚線維芽細胞のシグナル伝達物質であるSmadやERKの活性化には影響しなかったが、Aktの活性化を抑制した。COA-ClはAkt活性化を抑制することで、NHDFのTGFベータ刺激によるCTGF産生をmRNA発現とタンパク発現のレベルで抑制することが分かった。COA-ClはアンギオテンシンIIにより誘導された全身性強皮症モデルマウスのCTGF発現を抑制し皮膚症状を改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
線維芽細胞の活性化が全身性強皮症の主たる原因である。線維芽細胞はサイトカインTGFベータによって筋線維芽細胞に形質転換し、I型コラーゲンをはじめとした線維状タンパク質を産生する。そこでTGFベータやCTGFを標的とした全身性強皮症治療が試みられている。CTGFの全身性強皮症の病態における多彩な役割はまだ完全には解明されていないが、申請者らはCTGFを抑制することで新しい全身性強皮症の治療法が確立できると考えた。現在のところコアクロルの臨床応用は困難である。しかしながら本研究のような基礎研究の積み重ねにより、近い将来に全身性強皮症患者の新しいひとつの治療法として応用されることが切望される。
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