研究課題/領域番号 |
17K10219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
山西 清文 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10182586)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アラーミン / 角化症 / アトピー性皮膚炎 / 遺伝子変異 / 病態モデルマウス / IL-33 / トランスグルタミナーゼ / 皮膚炎 / 魚鱗癬 / 免疫不全症 / 変異 / 遺伝子 / ゲノム / 皮膚科学 / 生体分子 / 微生物叢 |
研究成果の概要 |
スタート魚鱗癬5例、掌蹠角化症14例、炎症性角化症2例について遺伝子を解析し、16例で変異を同定した。NFKB2変異では表皮におけるNFKB2の核移行障害を示し、ABCA12、NIPALおよびSLURP1変異の表皮で警告因子カルプロテクチンの発現増強を明らかにした。RNA Seqにより、Tgm1欠損マウスにおいて警告因子として新たにフェチュインの発現誘導を見いだした。また、警告因子IL-33の発現増加で誘導されるアトピー性皮膚炎の免疫病態には2型自然リンパ球が不可欠であること、好塩基球を介して皮膚炎が増強されることを実験的に証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外界からのさまざまな侵襲や皮膚のバリア障害によって表皮がストレスに曝されると、角化細胞から複数の警告因子(アラーミン)が放出され、生理的な修復反応や自然免疫系の炎症反応が誘導される。本研究では角化症およびアトピー性皮膚炎等を研究対象として、皮膚におけるアラミーンの発現と病態についてRNA-seq等を用いて機能ゲノム学的に解析した。その結果、皮膚におけるカルプロテクチン、フェチュイン、インターロイキン33等のアラーミンの活性化が持続すると皮膚の恒常性維持が困難になり、表皮の肥厚、角層増生、皮膚炎等の病的状態を誘導し、難治性皮膚疾患の病態形成に至ることが示唆された。
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