研究課題/領域番号 |
17K10221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
杉山 聖子 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70793628)
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研究分担者 |
高橋 良 杏林大学, 医学部, 講師 (00317091)
水川 良子 杏林大学, 医学部, 教授 (50301479)
山本 剛伸 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (50379799)
青山 裕美 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90291393)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 類天疱瘡 / DPP4阻害薬 / バイオマーカー / 疫学調査 / DPP4阻害薬 / フローサイトメトリー / DPP4阻害剤 / 水疱性類天疱瘡 / 全国調査 / 皮膚病態学 |
研究成果の概要 |
DPP4阻害薬関連類天疱瘡の疫学調査および免疫学的な側面に着目したバイオマーカーの探索を行った。全国調査は本邦初の実地調査であり、類天疱瘡患者のDPP4阻害薬の内服割合、性差、臨床病型の違いを明らかにした。重症度については、軽症が多いという従来の報告と異なり、通常の類天疱瘡と同等の結果であった。本薬剤の中止のみで寛解に至る例が一定数あった。バイオマーカーについては末梢血血球数及びサイトカインの検討を行い、末梢血好中球リンパ球数比がDPP4阻害薬関連類天疱瘡予後予測に役立つことを見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水疱性類天疱瘡全国調査は、本邦初となる実地的な全国調査であり、DPP4阻害薬関連類天疱瘡のみならず、水疱性類天疱瘡全般の特徴を集積することができた。その中で、DPP4阻害薬関連類天疱瘡は通常の類天疱瘡とは異なる特徴があることも明らかになり、今後の治療方針改定に役立つ。また、病態を明らかにする過程でのバイオマーカー探索では、DPP4阻害薬関連類天疱瘡と診断以後に予後を予見しうるマーカーとして、一般的に検査可能である末梢血好中球リンパ球数比が有用であることを見いだした。治療方針の選択の助けになる成果であり、学術的・社会的意義が高い結果であったと考える。
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