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CLEM-FIB/SEMを用いた接触皮膚炎惹起相におけるiSALTの三次元構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K10222
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関久留米大学

研究代表者

夏秋 洋平  久留米大学, 医学部, 講師 (40389309)

研究分担者 石井 文人  久留米大学, 医学部, 准教授 (80330827)
TEYE KWESI  久留米大学, 付置研究所, 助教 (30599303)
大畑 千佳  久留米大学, 医学部, 准教授 (70362712)
研究期間 (年度) 2022-01-04 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード接触皮膚炎 / FIB/SEM / CLEM / NIRB / iSALT / 医療・福祉 / 電子顕微鏡 / 免疫学 / 皮膚科学
研究開始時の研究の概要

皮膚は外界と身体の内部を隔てるバリアの役割を担う。バリア機能としては皮膚が異物の侵入を壁としてブロックする物理的バリアのほかに、免疫機能によって病原体や異物を体外に排除する免疫学的バリアの機能も持ち合わせている。しかし、後者についての理解は未だ不明な部分も多く残されている。本研究では、かぶれ(接触過敏反応)という一般的な免疫応答において新規同定されたiSALTというリンパ様構造が免疫学的バリア機能において担う役割を、3次元構造解析の最新技術であるCLEM-FIB/SEM法を用いて解明する。

研究実績の概要

実験計画1の<CLEM-FIB/SEM技術による皮膚観察技術の確立:接触皮膚炎惹起相におけるiSALTを介した皮膚内抗原提示を解析する要素技術>について、当初はハプテンで感作したC57BL/6マウスの表在リンパ節から回収したT細胞を赤色蛍光で標識し、これをCD11c-YFPマウス(CD11c陽性細胞(樹状細胞)がYFP蛍光を発するよう遺伝子改変されたマウス)へ養子移入したのち、マウスの耳介に接触過敏反応を惹起し、二光子励起顕微鏡を用いて皮膚炎惹起後の皮膚内でのdDCsとメモリーT細胞を可視化、かつ各タイムコース(惹起前、惹起直後、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間)ごとに固定し、経時的形態変化を観察し、それに続きCLEM-FIB/SEMによる三次元電子顕微鏡観察を実施する予定であったが、研究責任者の臨床業務により充分な研究時間が確保できず、また人員不足もあり、マウスの購入・飼育ができなかったことから、本プロジェクトの進捗状況は滞っている。そこで、引き続き実験動物の導入準備を進めながら、同時にiSALTをヒトの皮膚で観察する計画を追加することとし、ヒトの接触皮膚炎患者から渉猟した皮膚試料に対しFIB/SEMを用いて皮膚内の樹状細胞ならびにT細胞の会合を観察することとした。ただ、具体的には昨年度までに渉猟した2人の接触皮膚炎患者の試料以降、試料の収集が滞っており、新たなFIB/SEM撮像が実施できていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究責任者の臨床業務により充分な研究時間が確保できなかったため。
実験動物の管理・飼育をするための人員が不足しており、その導入が遅延しているため。

今後の研究の推進方策

新たに動物実験経験のある研究補助員を雇用することで、引き続き実験動物導入のための体制を整えつつ、ヒトの接触皮膚炎患者からの皮膚試料渉猟に努める。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-12-25  

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