研究課題/領域番号 |
17K10223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
秦 洋郎 北海道大学, 医学研究院, 助教 (90399915)
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研究分担者 |
清水 宏 北海道大学, 医学研究院, 教授 (00146672)
柳 輝希 北海道大学, 大学病院, 助教 (50755973)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 表皮水疱症 / 創傷治癒 / 発癌 / 7型コラーゲン / 線維芽細胞 / 有棘細胞癌 / 皮膚腫瘍学 |
研究成果の概要 |
本研究では、劣性栄養障害型表皮水疱症(RDEB)患者の線維芽細胞の機能解析をおこない、RDEBにおける「創傷治癒障害」と「有棘細胞癌発生」の病態解明をおこなった。RDEB患者線維芽細胞に特異的な分子発現を同定し、その分子が「創傷治癒障害」および「有棘細胞癌発生」に関与する分子機構を明らかにしてきた。まず、北海道大学病院皮膚科のRDEB全患者(40例)およびその患者に生じた有棘細胞癌発生状況を観察した。有棘細胞癌の進展に関与する分子(TRIM29,ケラチン)の発現解析をおこなった。RDEB患者における有棘細胞癌部の臨床検体を収集した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義として、7型コラーゲン欠損が創傷治癒と発癌機構に与える影響について検討した点がある。特に7型コラーゲン欠損線維芽細胞が、創傷治癒障害と有棘細胞癌の発生に関与するメカニズムに注目したことがあげられる。新規治療ターゲットとなる分子へのアプローチが可能となる可能性がある。社会的意義として劣性栄養障害型表皮水疱症患者の生活の質(QOL)向上に役立つ可能性があると思われる。
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