研究課題/領域番号 |
17K10238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 泰介 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (90293638)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 円形脱毛症 / 免疫チェックポイント / PD-1 / PD-L1 / IFN-gamma / C3H/HeJ / immune privilege / dermal sheath cap cell / Alopecia areata / Immune privilege / Programmed cell death 1 |
研究成果の概要 |
正常毛周期におけるPD-L1、PD-1発現では成長期毛の外毛根鞘などにPD-L1発現があることを見出した。成長期毛包にPD-L1発現を増強することによって細胞傷害性T細胞による自己免疫反応を抑制させる可能性がある。また周囲に散在するT細胞などの免疫細胞においてPD-1発現陽性細胞がみられた。一方、円形脱毛症を発症した誘導マウスにおけるPD-1、PD-L1発現の検討では、毛包周囲に稠密に浸潤する炎症細胞においてPD-1発現が減弱し、またdystrophic anagen hairでのPD-L1発現の免疫組織科学的検討は難しいところではあるが、減弱していることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
円形脱毛症の病態において毛包の免疫寛容の破綻は一つの重要な病因であり、その一つであるPD-1/PD-L1の関連を改名することは、この免疫チェックポイントを回復させることで脱毛症状の改善に結びつく可能性がある。過剰な免疫反応を抑制させるため、PD-L1発現をいかに上昇させるか、もしくは低下させない方法を見出すことが今後の治療につながっていくものと考えられる。
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