研究課題/領域番号 |
17K10271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
杉山 暢宏 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (30422695)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 女性ホルモン / うつ病 / 性差 / 精神薬理学 / 抗うつ薬 |
研究成果の概要 |
新規生理活性ステロイド5α-androstane-3β, 17β-diol (3βAdiol) とAndrostenediol (Δ5-diol) の抗うつ効果について調査することを目的として,健康な若年ボランティアを対象に3βAdiolとΔ5-diolの血清濃度測定と抑うつ症状の調査を行い,月経周期における変化の評価と男女比較を行った。その結果,月経に伴う気分変動には3βAdiolとestradiolが,抑うつ症状の男女差には3βAdiolとΔ5-diolが,それぞれ重要な役割を持つ可能性が示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性は男性のほぼ2倍うつ病に罹患しやすく,その性差の生物学的な規定因子は未だ不明である.5α-androstane-3β, 17β-diol (3βAdiol) とAndrostenediol (Δ5-diol)は抗うつ効果を有する重要なステロイドホルモンと推測されてきたが,ヒトを対象とした研究はこれまでほとんどなかった. 本研究が明らかにした3βAdiolとΔ5-diolの血清濃度の明確な性差は,うつ病の病態生理の理解を深める上で重要な知見であり,うつ病の新しい治療法や予防法の開発につながる可能性がある.
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