研究課題/領域番号 |
17K10278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
橋本 恵理 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30301401)
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研究分担者 |
山田 美佐 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神薬理研究部, 科研費研究員 (10384182)
鵜飼 渉 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (40381256)
木川 昌康 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50581146)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経科学 / 脳・神経 / 精神疾患 / うつ病 / 難治性うつ病モデル / うつ病モデルラット / BDNF / 難治性うつ病 / 神経新生 / 抗うつ薬 |
研究成果の概要 |
難治化を呈するうつ病に対する有用な治療戦略の確立を目指し、これまでの成果を基に作製した難治性うつ病モデル動物を用いて検討を行った。本モデルでは血清や側坐核でのBDNFレベルの変動に関して通常のうつ病モデルと異なる動きがみられ、行動面の改善には側坐核におけるBDNFの低下が重要と考えられた。側坐核は報酬刺激の処理・報酬予測に関係する部位で、社会的相互作用の障害への影響の面からも、報酬系への関与が治療的アプローチの上で重要な役割を果たすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床現場においては、標準的な抗うつ薬治療では回復しないうつ病の存在が問題となっており、このような遷延化・難治化するうつ病に対する有用な治療戦略を確立していくことが何よりも求められている。難治性うつ病モデルを用いた本研究により、側坐核でのBDNF変動等の治療的関与が示唆され、報酬系への影響を含め、難治性うつ病の病態理解および新たな治療的アプローチ確立の上での学術的意義および社会的意義は大きい。
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