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オキシトシンが統合失調症の臨床症状・社会行動障害に与える影響についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K10279
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

三浦 至  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (30612709)

研究分担者 矢部 博興  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60210316)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードオキシトシン / 統合失調症 / 社会認知 / 事象関連電位 / 表情認知 / 精神薬理学
研究成果の概要

二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験により24名の統合失調症患者が無作為にオキシトシン投与群(12名),プラセボ投与群(12名)に割り付けられ,それぞれオキシトシン点鼻薬24単位,プラセボ点鼻薬が単回投与され,投与前後で表情認知検査(FEST),ミスマッチ陰性電位(MMN)測定が実施された.
2群間でFEST総得点(p=0.06),MMN振幅 (p=0.86),潜時(p=0.78)の変化について有意な差は認められなかった.ベースラインにおけるMMN低振幅群ではオキシトシンはMMN振幅を有意に増大させた(7名, p=0.03)が,プラセボ群との有意な差は認められなかった(p=0.7).

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,統合失調症においてオキシトシンはプラセボに比し表情認知機能やMMN振幅,潜時を変化させる効果は認められなかった.統合失調症においてオキシトシンが認知機能,とりわけ社会認知機能に与える結果については先行研究の結果も十分に一致しておらず,全般的な認知機能については改善しないとの報告もある.
本研究はサンプルサイズが小さいため,より大規模なサンプルサイズでオキシトシン投与量を複数(低用量・高用量)設定し,多様な認知機能への効果についてさらなる検討が必要と考えられた.

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 統合失調症の認知機能障害に対するオキシトシン点鼻薬の効果2019

    • 著者名/発表者名
      落合晴香、志賀哲也、菅野和子、星野大、和田知紘、刑部有祐、堀越翔、三浦至、 矢部博興
    • 学会等名
      第49回日本臨床神経生理学会学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 統合失調症者の聴覚自動識別機能に対するオキシトシン点鼻薬の効果2019

    • 著者名/発表者名
      落合晴香、菅野和子、星野大、和田知紘、刑部有祐、堀越翔、志賀哲也、三浦至、 矢部博興
    • 学会等名
      第22回日本薬物脳波学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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