• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

性同一性障害当事者の全ゲノムシーケンス解析によるバイオマーカー開発の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K10283
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関熊本大学 (2018-2020)
埼玉医科大学 (2017)

研究代表者

仲地 ゆたか (仲地 豊)  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (10522097)

研究分担者 金沢 徹文  大阪医科大学, 医学部, 教授 (20534100)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード性別違和 / 性同一性障害 / 全ゲノム解析 / 性同一性障害障害 / 性ステロイドホルモン / ゲノム / 遺伝子 / 脳 / 遺伝学
研究成果の概要

我々は性別違和(性同一性障害とも、以下GD)について、早期診断の分子基盤となりうるようなGD関連遺伝子の探索を進めている。これまでの性ホルモン関連遺伝子に着目した解析ではGDに強く関連する多型や変異は見つかっていないため、我々はGD当事者のゲノム全域を対象として変異・多型を検出する全ゲノムシーケンス解析をおこなった。解析には標準参照配列(hg38/GRCh38)だけでなく日本人のゲノム配列や変異頻度の情報(JG2など)も利用した。また2次解析として先行研究のマウス脳での発現解析データとの統合やGO解析・転写因子認識配列解析などのバイオインフォマティクス解析もおこなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

性別違和(性同一性障害)当事者は国内外で数万人に1人いる。当事者へのケアには性ホルモンの使用や外科的措置などの身体に不可逆な臨床・医療ケアが必要なことが多く、特に第2次性徴を迎えた若年GD当事者への迅速診断のための生物学的基準が望まれているが未だ実現していない。また当事者への医療介入には保険適用がなされない場合も多く、社会的な偏見も根強く残っている。本研究の成果は当事者への医療ケア改善に大きく貢献できる成果が得られるだけでなく、GDの社会的な認知の改善にも貢献すると期待できる。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2020 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (8件)

  • [学会発表] 性別違和関連遺伝子探索を目的とした全エクソーム解析2020

    • 著者名/発表者名
      仲地 ゆたか, 金沢 徹文, 岩本 和也, 岡崎 康司, 康 純
    • 学会等名
      第42回日本生物学的精神医学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 性別違和関連遺伝子候補の探索を目的とした全エクソーム解析2020

    • 著者名/発表者名
      仲地 ゆたか, 金沢 徹文, 岩本 和也, 岡崎 康司, 康 純
    • 学会等名
      第43回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] ゲノム解析による性別違和(性同一性障害)関連遺伝子の探索2020

    • 著者名/発表者名
      仲地ゆたか
    • 学会等名
      GID(性同一性障害)学会 第22回研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 性同一性障害(性別違和)関連遺伝子の探索2019

    • 著者名/発表者名
      仲地ゆたか、金沢徹文、塚本翔、片桐岳信、岩本和也、岡崎康司、康純
    • 学会等名
      第41回日本生物学的精神医学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 性別違和(性同一性障害)関連遺伝子の探索2019

    • 著者名/発表者名
      仲地豊、金沢徹文、塚本翔、片桐岳信、岡崎康司、康純
    • 学会等名
      GID学会第21回研究大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 性別違和(性同一性障害)関連遺伝子の探索2018

    • 著者名/発表者名
      仲地豊、金沢徹文、塚本翔、片桐岳信、岡崎康司、康純
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 性同一性障害当事者DNAをもちいた全エクソーム解析2018

    • 著者名/発表者名
      仲地 豊、金沢 徹文、康 純、岡崎 康司
    • 学会等名
      GID(性同一性障害)学会 第20回研究大会・総会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 性別違和(性同一性障害)関連遺伝子の探索:ヒト全エクソーム解析とマウストランスクリプトーム解析から2017

    • 著者名/発表者名
      仲地 豊、金沢 徹文、康 純、岡崎 康司
    • 学会等名
      2017年度生命科学系学会合同年次大会(ConBio2017)
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi