研究課題/領域番号 |
17K10307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
立石 洋 佐賀大学, 医学部, 助教 (50457470)
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研究分担者 |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 教授 (00294942)
浅見 豊子 佐賀大学, 医学部, 准教授 (20222599)
西原 正志 佐賀大学, 医学部, 助教 (50516557)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
大塚 貴輝 佐賀大学, 医学部, 助教 (70363439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 反復経頭蓋磁気刺激 / 治療抵抗性うつ病 / 認知機能 / 炎症性サイトカイン / 生化学的指標 / 生物化学的指標 / 前頭葉機能 / 拡散テンソル画像 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
2013年8月より治療抵抗性うつ病患者に対しrTMSを開始し、2020年3月までで、32症例に対しrTMSを実施した。これまでの検討から、rTMS治療により一部の前頭葉機能の改善及び異方分画性(fractional anisotropy: FA)の増加を認めたものの、前頭葉機能の改善とFAの増加との間には相関を認めなかった。また、rTMS治療によって、rTMS治療前後で炎症性サイトカイン単独(IL-1β, IL-6, TNF-α)では有意な変化を認めなかったが、一部の認知機能の変化量とIL-1βの変化量とが有意な相関を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
rTMSによる治療抵抗性うつ病患者の大脳白質構造を反映する異方分画性(FA)と認知機能との関連を研究した報告及び認知機能と炎症性サイトカインとの関連を調べた報告はこれまでになく、今回の結果は貴重である。特に後者の結果から、rTMSによる治療抵抗性うつ病の認知機能障害の改善に血清IL-1βの低下が何らかの形で関与している可能性が示唆された。
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