研究課題/領域番号 |
17K10312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
小林 清樹 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50569035)
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研究分担者 |
橋本 恵理 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30301401)
鵜飼 渉 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (40381256)
相馬 仁 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70226702)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | DLB / DAT-SPECT / 脳血流SPECT / 老年精神医学 / 認知症 / MIBG心筋シンチ |
研究成果の概要 |
DLBでは、DAT-SPECTで線条体での集積低下が注目されているが、脳血流SPECTにおいて、線条体を含めた脳の部位ごとの血流を統計的に評価した。パーキンソン症状がある群とない群について、得られたデータを3D-SRTで半定量化し、全ての脳領域について検討した。その結果、線条体については、有意な結果は得られなかったが、パーキンソニズムがある群においては、左上後頭回の有意な血流低下が認められた。また、左梁下野、右直回、右島、右橋においては、血流が有意に上昇していることがわかった。これらの結果を踏まえて、パーキンソン症状などの責任病変に関する手がかり、治療への糸口を検討している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DLBのそれぞれの症状が、線条体におけるDAT-SPECT や脳血流SPECTの所見と関連があるか、また他の部位の血流とも相関があるか等が明らかになれば、患者や介護者に適切な情報提供を行ったり、抗精神病薬の副作用を避け、効果的な治療方法を選択するなど、最適なマネジメントをする助けになると思われる。また、今回の結果を踏まえて、安全かつ効率的な治療法の確立に貢献できれば、医療経済的見地からも社会に与える利益は大きく、非常に大きな意義を有するものであると考える。
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