研究課題/領域番号 |
17K10327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上田 敬太 京都大学, 医学研究科, 講師 (60573079)
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研究分担者 |
杉原 玄一 京都大学, 医学研究科, 助教 (70402261)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 外傷性脳損傷 / 神経心理学 / 高次脳機能障害 / 神経画像 / 脳萎縮 / MRI / アミロイド / コネクトーム / 神経心理 / 意識障害 / 脳幹体積 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
交通事故などの外傷で生じる脳損傷について、損傷後に生じる脳体積の変化、あるいは白質の結合性の変化などの検討を行った。結果として、急性期の重症度に相関する脳幹体積の低下、脳梁から灰白質への結合性の低下、表在静脈系への排出速度の低下などを認め、外傷性脳損傷後に生じる脳体積変化が、様々な機序によって生じることが示された。今後より詳細な脳神経画像を用いた検討や、後遺症との関連の検討などが望まれる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、外傷性脳損傷後に生じる脳萎縮について、いくつかの異なる観点から研究を行い、結果として外傷性脳損傷後に生じる脳体積、脳室体積変化が、少なくとも3つの異なる機序から生じていることを明らかにした。本研究は、外傷性脳損傷の予後予測に寄与し、また背景病態ごとの治療的介入について検討する基盤的な情報を提供することになったと考えられる。交通外傷に伴う外傷性脳損傷は近年社会問題となっており、本研究は外傷性脳損傷者の社会復帰への一助となることが期待される。
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