研究課題/領域番号 |
17K10328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉田 尚子 京都大学, 医学研究科, 助教 (20750532)
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研究分担者 |
平方 秀男 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (70271509)
巽 和也 京都大学, 工学研究科, 准教授 (90372854)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 深部静脈血栓症 / 人工流路 / 血栓塞栓 / 深部静脈血栓 / 身体合併症 / 肺塞栓 / シミュレーション / 専制医学 / 静脈血栓塞栓症 / モデリング / 医工学 / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
当初の研究計画では医工連携で人工流路での静脈血栓生成の可視化と画像解析を行うことを目指しており、実際に研究の前半ではその目的をある程度達成できた。しかし実際に向精神薬を服用中の患者さんの血液を採取しての実験も行う予定であったが、COVID-19パンデミックにより感染対策のための職員行動指針により院外での研究活動が長期間禁止されたためその後の共同研究が殆ど行えないまま期間終了を迎えざるをえなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺塞栓症は下肢の静脈などにできた血栓が血流中を移動して肺動脈を閉塞させて生じる。かつては欧米に比べ日本での発症は少ないと言われていたが、ライフスタイルや食生活の変化により戦後50年で日本人の肺塞栓による死亡率は10倍近く増加し、欧米並みとなった。本邦では、2004年に肺血栓塞栓症予防管理料が新設され、全国的に予防策に取り組まれたが効果は限定的である。精神科は肺塞栓症の多い診療科であり、特有のリスクが血栓塞栓を促進することが疫学的に検証されているしかし、なぜ血栓塞栓を生じやすくなるかという基礎的なメカニズムを解明した先行研究はない。精神科身体合併症の中では研究が望まれるテーマである。
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