研究課題/領域番号 |
17K10352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石川 浩志 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (90377151)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺腺癌 / 薄層CT / テクスチャ解析 / 放射線 / CT / 肺癌 / 画像 / 解析・評価 |
研究成果の概要 |
薄層CTですりガラス濃度を示す肺腺癌を対象に定量的画像解析を行い、上皮内腺癌~微少浸潤性腺癌と浸潤性腺癌を非常に良好に鑑別することができた。また、画像診断の経験の多少に関わらず、再現性が保たれることが明らかとなった。さらに、定量的画像解析は肺腺癌の術後予後の推測にも有用であり、視覚的に評価したパラメータを用いた解析より肺腺癌の術後再発を正確に予測することができた。さらに、人工知能による予測能を評価したところ、放射線診断医が計測した古典的指標に基づく予測と比較して、同等かそれ以上であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺腺癌の治療法の選択や予後の予測において、上皮内腺癌~微少浸潤性腺癌と浸潤性腺癌の鑑別は重要である。この鑑別は薄層CTにより非侵襲的に行われることが期待されているが、視覚的評価のみでは限界があった。今回、定量的画像解析を用いることで良好な鑑別能が示され、新たな可能性を示すことができた。また、定量的画像解析による予後予測能も視覚的評価より優れている可能性が示された。
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