研究課題/領域番号 |
17K10353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
若林 大志 金沢大学, 附属病院, 助教 (60622818)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腎臓PET / 腎臓シンチグラフィ / 腎機能 / 腎不全 / PET / 陽電子放出断層撮影 / 腎PET / F18-FDS / 糸球体濾過量 |
研究成果の概要 |
本研究ではPET核種のF18-FDSを用いて腎機能を測定し、古典的な核医学腎動態シンチグラフィに代わる腎臓PETの画像評価法確立を目指した。核医学動態シンチグラフィで用いられるTc99m-DTPAとの比較では、正常ラットにおけるF18-FDSの血中クリアランスはわずかに遅いものの画像検査には影響しない程度と考えられ、F18-FDSはTc99m-DTPAと同程度に腎機能が評価できることを確認した。腎疾患ラット(尿管狭窄閉塞性腎疾患モデルラット、腎不全モデルラット)を用いた画像評価では、従来の核医学動態シンチグラフィでは画像化が困難な高度機能低下腎への集積も3次元画像で評価できることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではPET(陽電子放射断層撮像法)核種のF18-FDS(フルオロデオキシソルビトール)を用いて腎機能を測定し、古典的な核医学腎動態シンチグラフィに代わる腎臓PET画像評価法の確立を目指した。核医学動態シンチグラフィで用いられるTc99m-DTPAとの比較では、F18-FDSはTc99m-DTPAと同程度に腎機能が評価できることを確認した。腎疾患モデルラット(水腎症、腎不全)を用いた画像評価では、従来の核医学動態シンチグラフィでは画像化が困難とされる高度機能低下腎も3次元画像で描出できた。F18-FDS PETは、従来の画像検査に代わり得る有用な腎機能画像評価法であると確認できた。
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