研究課題/領域番号 |
17K10360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
大田 信一 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (30583637)
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研究分担者 |
園田 明永 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (00571051)
新田 哲久 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40324587)
渡邉 尚武 滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (60570364)
井上 明星 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20803349)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 炭酸溶解生理食塩水 / 陰性造影剤 / 血管造影 / 炭酸ガス / 炭酸水 |
研究成果の概要 |
炭酸溶解生理食塩水(以下、炭酸生食)は、血管モデルでの実験、およびウサギを用いた動物実験ともに陰性造影剤として血管造影検査に使用することが可能であった。ただし、現在、標準的な二酸化炭素ガスと比較すると、同量での血管造影での描出能は、劣っている結果となった。しかし、量を増やすことによって、その欠点は補えると考えられた。また、炭酸生食を注入する際、空気のコンタミネーションを起こすリスクはなく、優れている点と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管造影検査時のヨード造影剤はアレルギーや腎機能異常の患者には使用できず、その場合は陰性造影剤である二酸化炭素を用いる。しかし、ガスを注入時の採取の煩わしさ、空気のコンタミネーションの心配がある。炭酸溶解生理食塩水(はシリンジに液体を吸引するため、空気のコンタミネーションの心配や採取の煩わしさも全くない。陰性造影剤としての造影能も量を多くすれば問題なく、十分に二酸化炭素の代用になり得ると考えられた。
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