研究課題/領域番号 |
17K10362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
仲 定宏 大阪大学, 医学部附属病院, 薬剤師 (60599843)
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研究分担者 |
金井 泰和 大阪薬科大学, 薬学部, 助教 (60397643)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PET / 18F / 固相抽出 / カセット式自動合成装置 / 固相抽出法 / 18F標識 / カセット式合成装置 / 18F-FAMT / 18F-DPA714 / F-18標識薬剤 / FBPA / 放射性医薬品 |
研究成果の概要 |
本研究では、Positron Emission Tomography検査用薬剤の固相抽出(SPE)カラムと専用カセットを用いた自動合成化について検討を行った。その結果、ふっ素18(18F)標識薬剤(18F-FBPA、18F-PSMA-1007及び18F-DPA-714)において、SPEカラムによる分離精製又は製剤化を達成することができた。さらには、18F-FBPA及び18F-PSMA-1007においては、専用カセットと自動合成装置による合成システムを確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで煩雑であったPET検査用薬剤の標識合成において、SPEカラムと自動合成装置専用カセットを用いた合成手順を確立したことで、薬剤間での高速液体クロマトグラフや濃縮装置の共用がなくなり、また、合成後の各装置の洗浄も不要となった。その結果、シンプルかつ安定した薬剤合成を達成し、さらには、合成後の片付けなどによる作業者の被ばく低減にも大きく貢献できると考えられた。この成果により、サイクロトロン保有施設において、合成装置1台で他薬剤を簡便かつ安全に製造することが可能となり、さらなるPET検査の普及に繋がることを期待している。
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