研究課題/領域番号 |
17K10380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪物療大学 |
研究代表者 |
勝田 稔三 大阪物療大学, 保健医療学部, 教授 (40379722)
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研究分担者 |
野口 敦司 大阪物療大学, 保健医療学部, 教授 (10716202)
丹喜 信義 大阪物療大学, 保健医療学部, 助教 (60441573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エックス線 / CT / 線量計測 / ラジオクロミックフィルム / 三次元計測 / Radiochromic films / Computed Tomography / ガフクロミックフィルム / 線量分布 / 三次元線量計測 / 半円柱ファントム / 三次元線量分布 / Radiochromic film / 不均一性 / 紫外線ーA / ガフクロミック フィルム / 均一性 |
研究成果の概要 |
フィルム型線量計を用いたX線CTの三次元線量計測における低線量領域の不確実性と不均一性の補正法を開発した.濃度―線量曲線の直線部分の始まりと同等の濃度をベース濃度にし,2から10 mGyの不確実性部分を補正した.また,紫外線を利用した二重曝射と差分法により不均一性を補正した.このフィルム型線量計は白色LEDにおいて濃度が上昇する.白色LEDの原理から黄色と青色に分け,ほぼ紫外線の波長である410 nmの波長の青色光の影響が強いことを明らかにした.また,三次元線量分布図作成に関しては,2次元の平面線量分布を回転させ,仮想的に三次元の線量分布の横断面の画像を作成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
X線CTの線量分布の把握は困難である.3次元的かつ連続的に変化するX線量を高分解で把握することは新たな計測方法の開発として学術的な意義がある.特に最近多くの施設で行われている一度に広い範囲を検査できる検査方法についての線量計測法は現状の方法では大変困難が伴う.しかし,本方法では検査領域の広さにとらわれず,どのような場合においても線量計測が簡便にできるという学術的な意義がある. また,現状では実際のX線量が把握でき,撮影方法の工夫や新たな方法の開発によって線量を低減させることも可能となることで社会的意義がある.
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