研究課題/領域番号 |
17K10393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤井 宏行 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (80770437)
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研究分担者 |
桐生 茂 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (20313124)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ガドリニウム造影剤 / MRI / 肝細胞癌 / 肝転移 / 肝臓 / 放射線科学 / 核磁気共鳴画像 |
研究成果の概要 |
Gd-EOB-DTPA(以下EOB)およびICGはお互いに肝臓への取り込みを阻害することを利用した肝腫瘍診断法の開発を試みたが、ICG投与による肝臓へのEOB取り込み阻害の影響が強く、肝腫瘍の鑑別に有用な投与方法の開発は実現しなかった。 関連して複数の副論文を発表することはでき、ICGがEOBの肝集積および排泄が阻害されること(Invest Radiol 2017:441-5)、EOBが一過性の過呼吸を引き起こすこと(Eur Radiol 2018:4128-33)、およびガドリニウムの脳沈着がマウスの運動や行動に影響を及ぼさないこと(Radiology 2021:409-16)を発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Gd-EOB-DTPAの基礎的な検討を通して、同造影剤の臨床応用の一助となったと考えられる。 また、ガドリニウムの脳沈着はガドリニウム造影剤の安全性を考え上で重要な懸念となるが、少なくともマウスにおいては運動や行動に影響を及ぼさないことが確認されたことで、ガドリニウム造影剤の安全性に関する新たな治験が積み重なったと考えられる。
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