研究課題/領域番号 |
17K10399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
石田 正樹 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (10456741)
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研究分担者 |
佐久間 肇 三重大学, 医学系研究科, 教授 (60205797)
市原 隆 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90527748)
中山 良平 立命館大学, 理工学部, 教授 (20402688)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 拡張型心筋症 / シネMRI / 心筋血流MRI / T1マッピング / 心筋ストレイン / 冠血流予備能 / DCM / 心筋血流予備能 / 心筋パーフュージョンMRI / 人工知能 / 心臓MRI / 定量解析 / ストレイン |
研究成果の概要 |
拡張型心筋症患者において、心臓MRIから得られる多元的な情報が患者の病態把握や予後の改善に十分生かされているとは言い難い。その理由として、拡張型心筋症患者では心臓MRI撮影時に呼吸停止が困難な場合が多いこと、左室心筋壁が全体に菲薄化しているため画像解析を行う場合に画像間の位置ずれの影響を強くうけること、などがあげられる。本研究では、上記の問題を解決するような画像処理技術を開発し、拡張型心筋症患者において冠血流予備能の低下が左室収縮能の低下に関与し患者予後にも密接に関連することが示された。また、心筋Native T1値が左室リバースリモデリング予測に最も有用な指標であることについても示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、(1) 拡張型心筋症患者における心臓MRIの画質改善や画像解析の効率化が得られるような画像処理技術を開発し、(2)多元的な心臓MRIパラメータを解析することにより、拡張型心筋症患者において、冠血流予備能の低下が左室ストレイン低下おや患者予後にも密接に関連すること、心筋Native T1値が左室リバースリモデリング予測に重要な指標であることを示すことができた。これらは国内外においていまだ十分報告されていない重要な臨床的知見であり、拡張型心筋症の実診療に与えるインパクトは大きいと考えられる。
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