研究課題/領域番号 |
17K10412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
眞正 浄光 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (20449309)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 医療被ばく / 線量計測 / 人体模型線量計 / 骨等価線量計 / 放射線防護・管理学 |
研究成果の概要 |
複雑な線量分布を形成可能な高精度放射線治療や、CT、IVR をはじめとする放射線診断装置による医療被ばく管理には、人体内の線量分布を精度良く評価することが求められている。人体模型内に線量計を挿入する従来法では、測定に多くの時間を有し、また、線量計自身の放射線吸収や散乱の影響により評価が困難であった。そこで、代表者らはセラミックスによる人体模型を作製し、その人体模型が線量計としても機能する放射線診断・治療時の人体内3 次元線量分布評価システムの開発を行った。代表者らは、人体の各臓器と等価な線量計と測定システムを開発し、理論の実測の両面で解析を行った結果、開発した人体模型線量計の有用性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複雑な線量分布を形成可能な高精度放射線治療や、CT、IVR をはじめとする放射線診断装置による医療被ばく管理には、人体内の詳細な線量分布を精度良く評価することが求められている。既存技術では、人体ファントムに挿入して測定する必要があり、様々な要因で正しく、かつ、詳細に測定することが困難であった。本研究の成果は、人体の各組織と等価な線量計を用いて、人体ファントムを作成したため、ファントム自体が線量計としても機能する。そのため、正しく、細かく、人体の吸収線量や被ばく量を測定できるシステムとなった。放射線治療・診断のQA の高度化や医療被ばくのリスク評価の信頼度向上に大きく貢献できるものである。
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