研究課題/領域番号 |
17K10413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
酒井 晃二 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20379027)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳活動 / 脳血流量 / 脳温度 / MRI / 脳脊髄液 / 拡散強調画像 / 拡散MRI |
研究成果の概要 |
本研究は、グローバルな脳活動―脳血流量―脳温度の関係をMRIのみを用いて計測する手法を開発を目的とした。脳の状態観測指標を新たに提供し、加齢等に伴う脳機能・活動の変化を簡便に捉えることを目標とした。脳深部温度計測に影響を与える計測手法の調査を行い、DWIとMRSにより得られた脳温の関係からCSF流速の影響を健常者100名で計測した結果をまとめた。脳温をCSFの最大流速時と最小流速時およびランダムに撮像したDWIから計算し、比較することによりCSFの流れの影響を検証した。CSF流速の影響は限定的であり、流速の大小、ランダムさによらずDWIから計算した脳温度を利用できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバルCMRO2-CBF-TBは、互いに密接に結びついて脳の状態を維持している。これらの情報が、MRIのみで非侵襲かつ容易に収集可能になるならば、人間科学的および病態把握のための有益な知見が、追加のコストなしに日々の臨床検査等から得られ、脳状態把握の有益なツールになると考えられる。脳温度が拡散強調画像の一般的な撮像手法から類推され、病態等との差異があることを見出したことに学術的な意義がある。
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