研究課題/領域番号 |
17K10420
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
青木 隆敏 産業医科大学, 医学部, 准教授 (40299631)
|
研究分担者 |
興梠 征典 産業医科大学, 医学部, 教授 (60195691)
金 亨燮 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (80295005)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 骨強度 / 画像診断 / トモシンセシス / エックス線画像 / 骨粗鬆症 / 骨折 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
エックス線断層撮影技術であるトモシンセシス画像を用いて骨梁構造のパラメーターを解析し、2重エネルギーエックス線吸収測定法(DXA)で求めた骨密度に、トモシンセシス画像から得られた複数の骨梁パラメーターを加えることで、骨強度との相関が有意に向上した。また、骨密度にトモシンセシス像の骨梁パラメーターを加えた骨折予測指標は、従来の骨折予測指標と比較して骨強度との相関がより高かった。トモシンセシス画像から得られる骨梁パラメーターは骨質と関連し、骨密度とは独立した骨強度関連因子であり、生活習慣病患者の骨強度過小評価を補正する有用かつ実践的な手段となる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エックス線画像を用いた新しい骨構造解析法を用いることで、臨床用CTよりもはるかに少ない被ばくで詳細な骨構造解析を行うことができ、DXAによる骨密度測定では予測できない骨折リスクを推定し得ると予想される。骨粗鬆症の治療では、まず初発骨折を予防することが大切であり、生活習慣病症例では本手法を用いることで、従来よりも正確な薬物治療開始の判断が可能になる可能性がある。
|