研究課題/領域番号 |
17K10422
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所) |
研究代表者 |
中村 和浩 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 放射線医学研究部, 主任研究員 (10312638)
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研究分担者 |
石川 逹哉 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 脳神経外科学研究部, 病院長 (10281809)
木下 俊文 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 放射線医学研究部, 副病院長 (70314599)
佐々木 一益 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (80738948)
小山内 実 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90286419)
片山 統裕 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (20282030)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | MRI / 拡散強調画像 / 血管径計測法 / 磁化率強調画像 / 拡散協調画像 / 磁化率協調画像 / 磁性体造影剤 / 血管径画像 |
研究成果の概要 |
本研究ではMRI血管径画像法に利用する造影剤を検討した後、2光子顕微鏡で測定した血管径の実測値とMRI血管径画像法で得られた値を比較した。その結果、2光子顕微鏡観察領域内の平均血管半径は約15μmであり、血管体積はおよそ2%であった。MRI血管径画像法で得られた血管直径に相当する値は、2光子顕微鏡による観察領域内で約45μmであり、おおむね一致する結果が得られた。また新たなMRI血管径画像法として拡散強調画像法を使う方法を提案し、その方法を検証することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で検証されたMRI血管径画像法は、MRAなどで計測できる大血管ではなく、細動脈、毛細血管レベルの細い血管の血管径の分布である。非侵襲でこうした細い血管径を測定する手法はこれまで妥当性を検証されておらず、本研究においてその結果が確認できた点に学術的意義がある。脳梗塞患者や脳腫瘍患者において血管径の変化を測定することにより、重症度のステージ判定や治療法の選択に寄与する可能性があるなどの社会的な意義がある。
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