研究課題/領域番号 |
17K10441
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
石川 剛 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20569305)
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研究分担者 |
岩本 拓也 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80634716)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インターベンショナルラジオロジー / 門脈圧亢進症 / 肝硬変症 / 肝再生 |
研究成果の概要 |
本研究では、我々独自のイヌ肝硬変モデルに対して部分的脾動脈塞栓術(PSE)や培養骨髄間葉系幹細胞(BMSC)投与を施行し、ヒト同様に血小板数増加・肝機能改善効果が再現された。またBMSCの投与経路として末梢静脈よりも肝動脈の方が効果的で、かつBMSC投与単独よりもPSE先行BMSC投与の方か治療効果が高いことが、基礎(イヌ)及び臨床(ヒト)において示された。従って「PSE」施行後にBMSCを「経肝動脈投与」することの安全性と有効性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、基礎(イヌ)・臨床(ヒト)の両面から、「部分的脾動脈塞栓術」施行後に培養自己骨髄間葉系幹細胞を「経肝動脈投与」することの安全性と有効性が明らかとなった。 非代償性肝硬変に対する唯一無二の根治療法は「肝移植」であるが、本邦においては脳死肝移植のみならず生体肝移植に対するハードルは依然として高く、手術侵襲・免疫拒絶・ドナー不足など問題は今なお山積みである。「IVR併用・培養骨髄由来間葉系幹細胞投与による肝臓再生療法」が、肝移植への橋渡し治療あるいはその代替療法として近い将来実用化されることを目標に掲げ、本研究成果を基盤とした更なる追加研究を推進していく。
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