研究課題/領域番号 |
17K10457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
谷川 昇 関西医科大学, 医学部, 教授 (90227215)
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研究分担者 |
河野 由美子 関西医科大学, 医学部, 講師 (10598957)
宇都宮 啓太 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20193914)
狩谷 秀治 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40368220)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放射線塞栓術 / 放射性同位元素 / 悪性腫瘍 / 経皮的治療 / 放射線同位元素 / IVR / 同位元素 |
研究成果の概要 |
実験腫瘍に対して直接穿刺による90Y リピオドール投与では抗腫瘍効果はなかったが、これは 90Y の平均飛程が短く、リピオドールの局在から離れた部位では治療線量まで達することができなかったと考えられる。用いた腫瘍細胞は3Gyで増殖抑制が達成できる細胞であり、90Y リピオドールを投与したにもかかわらず腫瘍は増大していることから、90Yの飛程や生物効果は組織内環境下で異なることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
90Y リピオドール は投与領域に比較的限局する90Yの停留を認め、動脈投与でのリピオドールよりも有意に高い抗腫瘍効果を示した。90Y リピオドールの高い結合能と末梢塞栓は、現在の抗がん剤を含むエマルジョンでの塞栓術やビーズでの放射性塞栓術よりも抗腫瘍効果の相乗効果を得る可能性がある。
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