研究課題/領域番号 |
17K10475
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
沼崎 穂高 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70403011)
|
研究分担者 |
手島 昭樹 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 放射線腫瘍科主任部長 (40136049)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 放射線治療学 / データベース / がん登録 / 統計 / 放射線治療 / 放射線腫瘍学 |
研究成果の概要 |
がん治療の3本柱のひとつである放射線治療の質評価のための全国的な放射線治療情報の集計・解析・公開を行うクラウド型データベースシステムを日本放射線腫瘍学会データベース委員会,量子科学技術研究開発機構との連携のもと構築した. 全国の放射線治療症例登録と施設構造調査の継続的な運用を行った.2017年度: 117施設57,220件,2018年度: 116施設63,856件,2019年度: 113施設60,730件のデータを収集した.放射線治療機器数や人員には改善が見られたが,人員不足の問題がまだ残っていることが分かった.放射線治療の診療内容に関して,施設規模で差異を定量的に観察できた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により構築・運用している全国放射線治療症例登録システムにより各放射線治療施設が放射線治療症例情報を正確に保管・管理する体制が整備されつつある. 各施設が標準フォーマットを組み込んだ情報を管理することで,施設単位でのがん治療体系の信頼性と診療の質が向上する.多施設間での情報共有をも容易となり,施設・地域較差などの国内外の共同研究も促進される.施設から精度の高い情報が上がる仕組みは全国がん登録のデータ精度を向上させることになり,社会や国民への貢献は大きい.本研究は当該分野の研究を促進する基盤となりうる点で,学術上重要であり,がん登録において重要な基盤となる研究であり,社会的意義は大きい.
|