研究課題/領域番号 |
17K10480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
宇都 義浩 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 教授 (20304553)
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研究分担者 |
山田 久嗣 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 講師 (80512764)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 放射線増感剤 / アセチルグルコース / ゲフィチニブ / ダサチニブ / エルロチニブ / EGFR自己リン酸化阻害剤 / 腫瘍移植鶏卵 |
研究成果の概要 |
本申請研究は、放射線による抗腫瘍効果の増強分子であるアセチルグルコースをEGFR阻害剤ゲフィチニブに修飾し、腫瘍細胞および腫瘍移植鶏卵モデルを用いて放射線増感剤としての有用性を評価し、臨床利用が可能な放射線増感剤の創出を行うものである。本研究において、EGFR自己リン酸化阻害効果を有し、かつグルコース取込阻害を介して解糖系を阻害することで高い放射線増感効果を発揮するゲフィチニブ誘導体UTX-114の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義として、アセチルグルコースが薬剤の放射線増感活性を修飾できることが明らかとなり、化学放射線療法で使用されている抗癌剤の効果を増強できる可能性を示した点が挙げられる。また、社会的意義として、日本人の3人に1人ががんになり、2人に1人はがんで死亡する現状において、化学放射線療法の重要性は益々高くなっており、より有効な放射線増感剤の開発が癌治療に与える影響は極めて大きいと言える。
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