研究課題/領域番号 |
17K10484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大屋 夏生 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70281095)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 放射線治療計画 / 体格 / PTV / 放射線治療 / 三次元治療計画 |
研究成果の概要 |
癌の放射線治療において、標的体積の設定に個々の患者の体格に基づいた調整因子を組み入れることの可能性を検討した。個体の身長と体重の実測値のみから算出可能で、かつ実質臓器の大きさを最もよく反映する体格指数を確立するために、無作為に抽出した症例群と比較的極端な体格の症例群において、肝実質の体積と体格のデータセットを取得して解析した。体格指数の計算式における身長および体重の係数を調整したところ、いずれの群においても、臓器体積と体格指数の間に有意な相関が確認されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、いわゆる体格という漠然とした概念を、身長、体重という単純な既知の数値のみを用いて、標的体積設定プロセスに組み入れることを試みるものであったが、臨床的に有用なアプローチとして確立することはできなかった。日常診療における治療計画では、当該臓器のサイズおよび予備能を個別に考慮して標的体積を決定すべきという従来の考え方を補強するものであった。
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