研究課題/領域番号 |
17K10509
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
亀井 秀弥 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (80422773)
|
研究分担者 |
小倉 靖弘 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (20335251)
伊藤 嘉規 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (20373491)
大西 康晴 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60377257)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | Estein-Barrウイルス / 肝移植 / グラフト肝線維化 / Estein-Barr ウイルス / 肝線維化 / 移植外科学 |
研究実績の概要 |
小児肝移植症例では移植後免疫抑制療法下にEstein-Barr (EB) ウイルスの初感染となることが稀でなく、そのためその後高EBウイルス血症が長期にわたり持続する症例も多い。しかしその病態や臨床的意義、長期予後への影響は不明である。一方、小児肝移植領域では長期生存が重要とされるが、近年血液検査上肝機能に異常がなくてもグラフト肝の線維下が進行していることが問題視されているがその原因は未だ解明されていない。持続性高EBウイルス血症を認める小児生体肝移植症例についてウイルス学的・免疫学的な解析を行いその病態を解明するとともに、肝炎を引き起こすことでも知られるEBウイルスがグラフト肝に与える影響を病理組織学的にも検討し解明することを目的としている。肝移植後高EBウイルス血症を引き起こす病態が解明され、その特徴や特異性が解明されればその治療法や予防法も確立することが可能であると予想され、小児肝移植長期予後の向上に大きく貢献するものと考えられる。グラフト肝の評価としては肝線維化マーカーの測定に加えプロコトール肝生検により病理組織学的にも評価し2群間で比較検討する。特にEBウイルス高値群ではEBERsによる染色も行い評価する。当院にて生体肝移植を施行した小児症例に対して、入院中は週一度、外来通院加療中は4-6週間ごとにリアルタイムPCR法を用いた定量法でEBウイルス量を測定している。全血EBV-DNA量が10000IU/ml以上の状態が6ヶ月以上持続した症例をEBV持続高値群とした場合、約4割が持続高値群となっている。
|