研究課題/領域番号 |
17K10522
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
眞田 幸弘 自治医科大学, 医学部, 准教授 (60406113)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | テロメア / 肝移植 / 組織Q-FISH法 / グラフト臓器寿命 / 拒絶反応 / 小児肝移植 / 生体肝移植 / グラフト肝年齢 / 急性拒絶反応 / 小児生体肝移植 |
研究成果の概要 |
小児肝移植後レシピエントの肝細胞のテロメア長を組織Q-FISH法によって測定し、テロメア長が“移植臓器年齢”や“移植臓器寿命”の指標にできるかを検討することを目的に研究を行った。 正常肝のテロメア長の加齢曲線を明らかにした後、拒絶反応症例と非拒絶反応症例において、経時的にテロメア長を測定した。 本研究では拒絶反応症例と非拒絶反応症例のいずれにおいてもテロメア長の経時的変化に一定の傾向を認めることができなかったが、今後も症例を蓄積し、小児生体肝移植後のテロメア長による移植肝年齢や寿命の解明に迫りたいと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在まで移植肝のテロメア長の短縮率や経時的変化を明らかにした報告は国内外において皆無で、小児肝移植後レシピエントにおける移植肝のテロメア長の短縮率や加齢曲線を明らかにすることは、きわめて意義深い。また、テロメアは細胞生物学的な側面より肝予備能を評価することができるため、テロメア長は移植肝の臓器年齢や臓器寿命の指標になる可能性があり、小児移植医療に大きな福音をもたらすと思われる。 本研究では拒絶反応症例と非拒絶反応症例のいずれにおいてもテロメア長の経時的変化に一定の傾向を認めることができなかったが、今後も症例を蓄積し、小児生体肝移植後のテロメア長による移植肝年齢や寿命の解明に迫りたいと考えている。
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