研究課題/領域番号 |
17K10536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
濱仲 早苗 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (40511415)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血管内皮 / 再構築 / 多能性幹細胞 / 胚盤胞補完法 |
研究成果の概要 |
我々は、in vivoで多能性幹細胞由来の血管内細胞を作製するために、Flk-1欠損マウス胚盤胞に多能性幹細胞を注入し胚盤胞補完を行った。このFlk-1欠損は、血管内皮と血液細胞の欠損のため胎生致死となる。本研究では、我々はFlk-1欠損キメラマウスでは、すべてマウス多能性幹細胞 (ES/iPS細胞) 由来の血管内皮と血液細胞を作製することに成功した。そして、Flk-1欠損キメラマウスは特別な異常もなく正常に成体まで発育した。 以上より、本研究は、「in vivoにおける臓器内の血管内皮再構築法の開発」を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拒絶反応を起こさない移植可能な臓器の作製には、臓器のみならず臓器内の血管内皮細胞も同時に多能性幹細胞から作製する必要がある。これまで本研究グループは動物体内で多能性幹細胞由来の臓器作製に取り組んできたが、今回の成果を組み合わせることで、目的の臓器だけでなく臓器内の血管内皮と血液細胞も同時に多能性幹細胞から作製可能であることが予想される。本研究成果は、動物体内での拒絶反応を起こしにくい移植用臓器の作製法として再生医療に大きく貢献するものと期待される。
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